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「とろみ」ボタンがある自販機 コーヒーも…なぜ?

2019年 02月 22日(金)

 コーヒーなのに粘り気がある。日本で初めて飲み物に「とろみ」を付けることができる自動販売機が登場した。  都内の病院に設置されているのはただの自販機ではない。日本初ともいわれる新機能、それが「とろみボタン」だ。この自販機で売られる飲み物のすべてをとろっとさせることができるというのだ。普通のコーヒーと比べると、その粘り気は一目瞭然だ。食感を確認すると、ゼリーのようなざらっとした感触で喉に入ってくるのが遅いが味も香りの変わらない。  ところで、どのようにとろみを付けているのだろうか…。自販機の内部を見せてもらう。とろみボタンを押すと、まずカップに粉状のとろみ剤が入れられる。次にコーヒーなどの飲み物自体の成分が入る。それにしても、なぜ飲み物にとろみを付ける必要があるのだろうか。とろみ機能は飲み込む力が弱ってきた高齢者などに向けたサービスだという。  なぜ、とろみがあると飲み込みやすいのか。実は食べ物を飲み込むと気管に蓋(ふた)がされ、食べ物は食道へと送られるようになっている。しかし、高齢になると筋力が落ちて反射速度も鈍くなるため、食べ物を飲み込んでも蓋がすぐに機能せずに食べ物が誤って気管に入るなどして、むせてしまうケースが少なくないのだ。特にお茶などのサラサラした液体は喉を通るスピードが速く、蓋を閉じるのが間に合わない場合がある。そこで、とろみを付けることで喉を通るスピードを遅くするなどして気管への進入を防ごうというのだ。  今後は医療機関や介護施設だけでなく、入浴施設や空港などにも設置を広げていく予定だ。

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